リアル鬼ごっこを知っていますか?
- 作者: 山田悠介
- 出版社/メーカー: 文芸社
- 発売日: 2001/11
- メディア: 単行本
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山田悠介さんが書いた小説です。
多くの読者の心に、「この本を小説とは認めない」と刻んだ伝説の小説。
それが、リアル鬼ごっこ!
今更ながら読みました。
多くの読者同様、私の心にも衝撃が。
なんじゃ、こりゃ!!!!!!
・設定に意味がない
この小説は、西暦3000年の科学&医療技術が発達した日本が舞台です。
普通こう書かれていると近未来の話なのかと思いますよね。
しかし、私は甘かった。
読むとそこには、西暦3000年の設定などどこ吹く風。
現代の日本、いやむしろ後退している日本が書かれています。
作者が西暦3000年の日本に設定をした事を、忘れてしまったのでしょう。
あるいは、作者に西暦3000年の世界を想像する力が全くなかったか。
・誤字・脱字・よくわからない表現
リアル鬼ごっこの最大の魅力はここにあります。
Amazonレビューから一部抜粋して紹介しますね。
「二人が向かった先は地元で有名なスーパーに足を踏み入れた。」
「もの凄く機嫌が悪く、不機嫌な顔をして」
「騒々しく騒いでいる」
「最後の大きな大会では見事全国大会に優勝」
「罪として重罪が下される」
「いかにも挙動不審な行動で」
「そう遠くなく、近いようだ」
「愛を探すしかほかないのだ」
「十四年間の間」
など
(Amazonレビューより)
あと次のようなサイトもあります。
『リアル鬼ごっこ』 突っ込んで遊ぼう。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~junkshop/realoni.htm
この事から分かる通り、リアル鬼ごっこは小説として楽しむモノではありません。
いかに間違いを探すかを楽しむ本なのです。
・この本が売られている理由
なぜ、これだけ間違いだらけの本が、校正もされずに売られているのか?
その秘密は、出版元の文芸社にあります。
この文芸社、知る人ぞ知る大手自費出版社なのです。
お金を出せば、誰でも本を出す事ができます。
ただ、校正は一切やらないみたいですが。
納得!
だから、世に出たんですね、この本が。
・まとめ
図書館などで見かけた時に、読んでみて下さい。
購入は、おススメしません。
あっ、校正が趣味の方にはおススメです。
これ以上の本は、存在しないと思います。
そのような方は、リアル鬼ごっこを購入して下さいね。
楽しめる事、間違いなしです。